前回
slim3+JSONICメモ2のエントリーでRESTfulでAjaxなCRUDアプリの実装内容をメモ。
タイトルと説明を入力して登録、一覧リストに表示された行を選択して
編集→更新/削除と動作します。
もちろんデータはBigTableへ反映されています。
こちらからアプリを試せます。
前回と同様にJSONICのRESTサーブレットを使用してコントローラを実装します。
JSONICのRESTサーブレットを使用すると、リクエストからの値をJSON形式で受取る事ができます。
RESTサーブレットが変換してくれます。
そして下記のようなHTTPメソッドに対応したメソッドをコントローラに用意すれば、
javascript側でHTTPメソッドを変えて投げてやれば対応したメソッドを実行してくれます。
GET | find() |
POST | create() |
PUT | update() |
DELETE | delete() |
※DELETEのみPOSTでクエリ変数に"?_method=DELETEとします。
使用できるようにするにはweb.xmlに設定が必要です。
前前回のエントリー参照
今回はユニットテストは無視です。
それでは下記の順に作っていきます。
1.IndexController ← (slim3のbuld.xmlで生成。初回アクセス時に呼ばれる)
2.MyReferenceModel ← (永続化するデータモデル)
3.MyReferenceService ← (CRUD処理するサービス)
4.index.jsp ← (アプリケーション画面)
5.MyRefRESTfulController ← (新規に作成するコントローラクラス)
6.common.js ← (クライアント側を制御するjavascript)
1.IndexController
slim3のbuild.xml・gen-controllerを実行し、IndexControllerを生成します。
内容は初回にアクセスされた時、サービスからリストを取得しJSON形式に変換し、
"jsonList"という名前でJSON文字列をリクエストにセットし、"index.jsp"へforwardするだけ。
public class IndexController extends Controller {
private MyReferenceService service = new MyReferenceService();
@Override
public Navigation run() throws Exception {
List list = service.getMyReferenceList();
String jsonData = JSON.encode(list);
requestScope("jsonList", jsonData);
return forward("index.jsp");
}
}
この時点でサービス・モデルはまだないので順次作っていきます。
2.MyReferenceModel
slim3のbuild.xml・gen-modelを実行し、MyReferenceModelを生成します。
生成するとserialVersionUIDとkeyとversionのフィールドのみ出来ています。
今回は下記のようにフィールドを追加しgetter/setterを追加します。
@Model(schemaVersion = 1)
public class MyReferenceModel implements Serializable {
private static final long serialVersionUID = 1L;
@Attribute(primaryKey = true)
private Key key;
@Attribute(version = true)
private Long version;
@Attribute(persistent=false)
private String strKey;
private String title;
private String description;
private Date createDate = new Date();
・・・
public void setStrKey(String strKey) {
this.strKey = strKey;
// key文字列を設定
if (this.key != null) {
this.strKey = KeyFactory.keyToString(this.key);
}
}
・・・
public void setKey(Key key) {
this.key = key;
// key文字列を設定
if (key != null) {
this.strKey = KeyFactory.keyToString(key);
}
}
・・・
strKeyフィールドに"@Attribute(persistent=false)"というアノテーションを追加しています。
これはこのフィールドのみ永続化対象としない設定です。
keyとstrKeyのsetterメソッドを少し追加します。
com.google.appengine.api.datastore.Key型を文字列にエンコードして扱う必要があり、
通常のWebアプリケーションであれば、jspではslim3・JSTLファンクション"${f:h(xxx)}"で
KeyをBase64エンコードしたり、コントローラでは"asKey()"メソッドなど使えば簡単に扱えます。
今回はJSONとして送受信したいので、ちょっと現状は簡単に使えなさそうです。
(近いうちにslim3もJSON対応してくるでしょうね。)
なので、JSON内にBase64エンコードされたKey文字列を保持してやる必要があり、
strKeyフィールドを用意しています。(無理矢理な方法ですが)
で、Keyをsetする時にstrKeyも同時に設定する処理を追加しています。
今回はここまでで、次回サービスの実装を行いたいと思います。
参考サイト:
blazedsを使用の内容ですが、modelでKey文字列保持して永続化対象させないところを参考にさせて頂きました。↓↓↓
[blazeds][slim3] アップデート(更新処理)が、できま10(テン)!